2004年11月11日 日刊工業新聞 
 





 伊藤製作所(三重県四日市市、伊藤澄夫社長、0593・64・7111)は、自動車部品事業を強化するため、プレス工場を増強する。
工場を増築、新規設備を導入し'05年3月に稼動する。
'04年3月期は自動車部品が主力のプレス加工の年間売上高が9億円。
これを'06年3月期には13億2000万円に拡大する計画だ。
 
 プレス工場の規模は現在、建面積2640平方メートル。777平方メートル増築し、大型クレーンや400トン自動プレス機1台、小型自動プレス機を9台を導入する。総投資額は2億4000万円。その後、500トンと600トンのプレス機を順次導入する計画だ。

 同社は金型製造とプレス加工で年商13億5000万円。プレス加工のメーンとなる自動車部品は、トヨタ自動車系向けが中心。

 従来は300トンクラスまでのプレス機で加工していたが、受注が増えているシート部品などで大型化が進んでいるため、設備投資する。